ばた板ってご存じですか?
外壁、屋根、天井等の下地に貼る板のことですが、バタバタ貼ることからこの名前が付いたそう。
バタ板より幅が細い「木ずり」も使われることがあります。

解体現場です。
道路拡幅により建物の一部を撤去しないといけませんが、
一部撤去するなら全て撤去するとの事で作業しています。

外壁の下地に幅広の板が貼られていますね~
これがバタ板です。
バタ板には「耳(木の皮)」がついており、板同士をくっつけて貼ることはできません。
板同士には間隔を開けるのですが、
板の間隔は作業される人によって様々で、玄翁の頭で間をとる人もいます。

天井ではバタ板ではなく貫を貼っていますね。
「耳」ないのが分かりますか?
バタ板を貼ってもよいのですが、この大工さんは貫を貼っています。
畳下地には4部の板を使っています。
バタ板は3部なので強度的に弱いですからね。
(2階の畳下地は埃が落ちないよう、あいじゃくりが多いですがココは確認できず)

階段の裏にはバタ板があります。
蹴込み板(5.5mm)に薄いものを使っているため、バタ板で補強しています。
今の住宅には12mmの蹴込み板を使っているため、
バタ板を使うことはありません。
今は材料が豊富にあり、バタ板を使うことはなくなりましたが、
当時は材料費の安いバタ板を多用して建てられています。

最後に、右手に鉄の梁が落ちているのが分かりますか?
鉄梁っていいます。
木軸で作られる住宅は、鉄骨造に比べて大スパンが苦手です。
そのため、鉄梁を部分的に差込み、梁せいを抑えた大スパンを作っています。

ラチス梁になっていますね。

こんな感じで鉄梁を柱に取付けます。
解体現場は当時の時代を知るうえでとっても勉強になります。
皆様も解体現場があれば外から覗いてみてください。


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